Angstromを試してみる

SL-C860のカーネルを2.4.20に入れ替えるのは、ちょいとした努力ではできなさそうだ、と思った。やっぱり、カーネルの起動の知識とか必要だね。デバッグが出来無いことには、どこまでできているのかもわからないし。
では、vmbドライバを2.4.18用に作成するか、ということになりそう。
オライリーの「Linuxデバイスドライバ」第2版を図書館で借りてきたけれど、さて、できるかなあ?と思うわけで。2.6.13以降用の書かれたカーネルだから、2.4.18へのバックポートは容易じゃないんじゃないかと。
一方、OpenZaurusとその後継プロジェクトAngstrom(本当はウムラウトが入る、オングストローム)では、2.6系カーネルが採用されていて、D01NXに必要なvmbドライバのビルドができるらしい。それに、X11が使えるので、Firefoxなんかも移植されているらしい。おお、こっちの方が面白そうだ。
ということで、Angstromを試してみた。
OpenZaurus-jaで公開されている最新のものを使ってみた。インストールは手順通りにすれば問題なし。ただ、大きな問題が…うちの無線LANカード(D-Link DCF-650W)が動かない。PCMCIAカードとしては認識されているけれど、ドライバがつながらない。よって、無線LANが使えない。
それと、このX11を使ったROMは、空きメモリが2MBぐらいしかないので、ほとんど何もできなさそう。SWAP必須らしい。それも困るなあ。
一方、OpenZaurusを最終版の方を試してみた。
GPE版(X11を使っている)では、無線LANがやっぱり設定できなかった。設定できているような気はするのだけれど、IPv6のアドレスだけ設定できて、IPv4のDHCPが動かない。staticにしたけど駄目。なんで?
一方、OPIE版(Qtopiaと同等)の方では、無線LANが動いた。カーネル同じなのにね。ヘンなの。
メモリ量とかからすると、OPIE版の方がよさそう。ただ、WebブラウザがKonquerer-Embeddedなんで、その辺が不満かしら。Operaを動かす方法もあるようだけど。
ということで、OPIE版OpenZaurusをベースに、D01NXが動くものを作ろうかと思うところ。