MapSend Topo Japan と Meridian GPS

マゼランシステムズジャパン社のGPS用地図ソフト「Mapsend」シリーズに、日本の詳細地図「Mapsend Topo Japan」があるというので、注文した。
日本ではガーミン社のGPSの方が圧倒的に人気があって、アルプス社の「プロアトラス X2」もGarmin Formatには対応しているのに、Magellan Formatには対応していないので悔しいじゃん、と思うのだけれど。仮想シリアルドライバを作って、ガーミンのプロトコルに変換するヤツでも作ろうか、と思うぐらい。
そんな日本におけるマゼラン社の人気の低さ、知名度の低さのせいなのか、この「MapSend Topo Japan」もインターネットで探してもちっとも情報が出てこない。本家米国Magellan GPSのページでも、カタログに載っていないし。
本当に商品として存在するのか?すでに販売終了の商品?それに12000円も出して大丈夫?
と思い悩むこと数ヶ月、ついに購入を決めた。
製品情報は、こちら↓
http://www.magellan.jp/mapsend_j.htm
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パッケージはマゼラン社の最近のタイプで、ちゃんと紙箱に入ってる。
昔の製品(手持ちでは、 Mapsend Streets USA)はCDケースに入った1枚だけだったんだけど、ちょっと店頭売りのソフトウェアっぽくなってる。
このことからも、そんなに古い製品ではない、ということがわかったのだが、実際、パッケージのCopyrightを見ると、2004年の製品となっており、CD-ROMの政策も2004年9月20日となっている。期待していた以上に新しい。
PCの地図ソフトとしては、大した機能はなく、GPSに切り出しして威力を発揮するものなので、まずはサンプルをMeridian GPSに転送してみた。
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なお、Meridian GPSは内蔵メモリは2MBと乏しいけれど、SDカードを使うことで地図用のメモリを大幅に増量させることができる。これがガーミンのeTrexとの大きな違い。
正式サポートは64MBのSDカードまでのようなのだけれど、手持ちのSDカードでは、512MBまで認識させることができている。
0.4mile(700m)以下になると、詳細地図になり、地図が表示される。
残念ながら、日本のベースマップがないので、0.8mile(1400m)以上では、何も表示されない。
MapSend World Basemapを別途購入する必要がある。
解像度は35mまで高めることができ、そうすると、小さな道もしっかりと現れる。
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このぐらいの精度で出てくれれば、知らない町でもおおよそなんとかなりそうな気がする。
さて、512MBのSDカードがあるので、日本全国をカバーする詳細地図を作ってみようと思った。
しかし、地図の切り出しサイズは64MB以下という制限があるようだ。正式サポートしているSDカードのサイズとか、内蔵RAMなどの理由もあるのかもしれない。
ちなみに、MapSend Streets USAは16MB以下という制限になっていた。
しかたがないので、64MB以下でぎりぎりぐらいの大きさで地図を切り出して、転送を行った。
ところが、Meridian GPSが起動しなくなってしまった。
正確には、起動するのだが、Navigation画面(地図画面)に行こうとすると、リセットがかかって電源投入時の画面に戻ってしまうのだ。
サンプル領域だと問題がないので、それを少しずらしてみたら大丈夫だったが、領域サイズはそのままに大きくずらすとやはり動作しなくなったり、自作で新しく領域を作った場合は100KB以下になるならうまく動いている、とか、よくわからない状況になっている。
サポートも米国の方へ出すべきなのか、日本の方へ出すべきなのか、よくわからない。
とりあえず、日本の方へ日本語で投げかけておくか。