力学と経済学

車は「力の拡大装置」だ、と父親が昔ゆっていたのを思い出す。
力学の世界で言えば、運動エネルギーは E = m * v^2 で計算できる。
エネルギーは質量に比例し、速度の2乗に比例する。
自転車を運転するだけでも、歩いているときの10倍ぐらいの運動エネルギーが得られる。
自動車にいたっては、人間の体重の20倍ぐらいであり、歩行スピードの10倍以上で走る。
これだけでも単純に2000倍のエネルギーである。接触事故を起こしたらひとたまりもない
のは確かだし、歩行者は車を避けて歩くべきだろう。
別の切り口から、「力の拡大装置」を考えると、車によってこれまで人間の力だけでは運べなかった荷物が運搬できるようになる。
歩きではせいぜいバックパックと肩掛け鞄と手提げ袋ぐらいが限界である。
自転車になると、荷台にちょっと大きめの荷物が載せられるようになる。
それが自動車となると、30kgぐらいあるだろう19インチCRTなんかも楽々と運べる。
簡単に言えば、自動車を手に入れたことによって、まさに「百人力」を得た気分になる。
よって、ついつい、買い物も多めになりがちだ。
しかし、ここに大きな落とし穴がある。
我が駐車場までは歩いて10分なのだ。
たとえカルフールやコストコに行っても、アメリカ感覚で買い物をしてはいけない。
そう思った。

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