メールを使う
モバイルインターネットのキラーサービスといったら、やっぱりメールでしょう。 とはいえ、さすがにワイヤレス後進国のアメリカでも、テキストだけのメールなら 携帯電話とか双方向ページャーでできるようになっているし、 ビジネスユーザーには普及してきているから、 PDAならもう少し上のことができないとね。
ここではSL-5000Dに搭載されているQtopia用のメールソフトを使ってみます。
email メールソフトの起動時の様子。 まだ何も設定されていないし、メールも読み込んでいない状態。
New account - Outgoing アカウントの設定画面。「Outgoing」ということで送信用の設定。 メール送信プロトコルはSMTPのみ。 「Use signature」をチェックしておくと、 送信時に自動的に署名をつけてくれる。
New account - incoming こちらは受信用の設定画面。 サーバーの種類をPOPサーバー以外にも選択できるように見えるけど、 実はできない。POPサーバーのみに対応。
メール受信中 メール受信中の様子。メニューから「Cancel Transfer」を選択すれば、 メールの受信を中止できる。
LED点滅 新着メールがあると、MI-E21と同様に画面左下の緑色LEDが点滅する。
メール作成画面 メール作成画面。「To:」と書いてあるメニューボタンは、 「Cc:」「Bcc:」にも切り替え可能。 右側のボタンは上が「アドレス帳」、下が「ファイルの添付」。
アドレス帳 メールアドレス帳。 受信したメールから自動作成される。 このメールソフト専用のもので、PIMアプリの「アドレス帳」とは連携しない。 また、実装はXMLではなく、独自方式のテキストファイル。
添付ファイル ファイル添付画面。左側がファイル候補、右側が実際に添付するファイル。 どのファイルでも添付できるわけではなく、 あらかじめQtopia Indexの「Document」に登録されていなければならない。
添付ファイル - 警告 大きなファイルを添付しようとしたところ、「1つのメール当たり、添付できるのは500KBまで」とゆう警告が出た。
ずばり、「このメールソフトではダメだ」、という感想です。
「マルチアカウント対応」 「メール送受信を終了してもネットワーク接続が切断されない」 という日本版ザウルスにあった不満点はないけれど、 ザウルスでできていたことができない、という不満が逆に出てきたり。 「APOP非対応」「POP before SMTP非対応」というネットワーク的なものや 操作性に関わるものもあるけど、 なにより「アドレス帳との連携」ができないのが、 「PDA用のメールソフト」としてはおかしいんじゃないかな?と。

ところで、ポケットPCだとアドレス帳から「このアドレスにメールを送る」ということもできるのだけど、なんで日本版ザウルスにはその機能がないんだろ?電話はできるのにね。 まあそれはいいや。

まあ、アメリカ市場においては、 「ビジネスでメールを受けるのはパソコン」というのがまだ根強く、 空港でも公衆電話の前に座り込んで、 大きなノートパソコンをモデムでつないで通信している人をよく見るから、 あんまり高性能なものが必要ないのかも知れないけどね。


「OperaでWebブラウズ」に続く
もどる