OperaでWebブラウズ

SL-5000Dに搭載されているWebブラウザはOpera Softwareの「Opera」。 Internet Explorer、Netscapeに次ぐ「第3のブラウザ」と言われており、 2大ブラウザよりも「軽い」というのが特徴で、欧州では人気が高いらしいです。
筆者もVer.3.5あたりから何度か使ったことはあるのだけど、 日本語の表示にクセがあった(SJISしか表示できない、折り返しができない)ので、 実用には至らなかったし。 最新のVer.6ではUnicodeに対応して、 日本語も問題なく使えるようになったのだけど、 スポンサーモードはなんか嫌だし、 かといって39ドル払う価値あるかな?と思っているところです。

さておき、SL-5000Dに載っているOperaでWebブラウズでもしてみましょう。

スタートページ Operaの起動時の様子、つまりデフォルトのスタートページ。 TuxとJavaロゴで、Linux/Java PDAらしさを出している。 どうせならDukeの方がよかったんでは?とも。 表示のURLは開発者向けサイト。
解像度変更 画面解像度は5段階に変更可能。 起動時には「Huge」に設定されている。
ブックマーク ブックマーク画面。削除、変更、移動はできるが、新しいブックマークの追加はできない。
アドレス画面 URLの入力画面。参照しているページをブックマークへの追加する時も、 このダイアログを開いてから、「Add to bookmarks」を使う。
Yahoo! - Huge 「Yahoo!」を開いてみたところ。画面設定は「Huge」。 画像もピクセルが完全に再現され、テキストの文字も読みやすい。 写真ではわかりにくいが、テキストの文字はアンチエイリアスがかかっている様子。 だが、画面全体のほんの一部しか見えない印象。
Yahoo! - Middle 同じく、Yahoo!。画面設定を「Middle」に変更。 Hugeに比べて、半分ぐらいの大きさ。 テキスト文字がやや読みにくい。
Yahoo! - Tiny 画面モードを一番小さい「Tiny」にしたYahoo!。 Hugeに比べて3分の1ぐらいの大きさ。 テキストの文字もかなりつぶれて読みにくい。 その代わり、ページの全体像が見やすくなった。
Yahoo! Mobile Yahoo! MobileをHugeで閲覧。 もともとがPalm向け画面サイズに作られているため問題なし。 ややテキストの文字が大きい気もする。
ABC News WAP WAP携帯電話向けABC News。OperaはWMLにも対応している。 ただし、XBMPには対応していないようだ。

写真の中にはないけれど、 Java ScriptにもSSLにも対応している。 ディレクトリを覗いてみると、プラグインにも対応していそうな雰囲気。 ブラウザの機能は豊富そうだという印象を受けました。 Linux版Operaがあるので、一部の機能を削った程度なのでしょう。
WAPブラウザとしても使えるのも面白い機能です。 ただ、アメリカではWAPの記述言語はHDMLが主流なので、 やや使いにくいかも。
どの画面サイズでもレイアウトがほぼ同じというのは使いやすいのですが、 画面が小さくなるほど文字がつぶれてしまって読みにくくなるのは辛いですね。 仮想画面に1度レイアウトとレンダリングした状態で保存して、 それを単純に画面サイズに応じて縮小しているだけなのかな? シャープのLCフォント技術なりを使って、 「小さくても文字が読みやすい」ようにして欲しいものですね。

SL-5000Dは「Linux/Java PDA」とうたっているのですが、 OperaではJava Appletを再生することができません。 WebブラウザのJava対応は、コンセプト的には必須だと思うのですがね。

あと、SL-5000Dのカーソルキーが使えません。 つまり、キーだけで簡単ブラウジング、ってことができないんで、いまいちかと。


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