SL-A300はハードウェアのスペックこそ多少の差はあれ、
基本的にSL-5000Dと同じですから、同じソフトが使えるはずです。
ブラウザもKonquererがあるし、MP3プレーヤもあるし、PDFビューアもあるし、
パッケージには収められていないものの、ダウンロードさえすれば、
PalmやPocketPCにも引けをとらない環境が構築できると思います。
というか、MIザウルスよりすでにソフト数が多いんですよねえ。
ところで、Palmエミュレータは期待しない方がいいですよ。
あまりにもの遅さに泣けますから。
個人情報管理(PIM) | アドレス帳 | 内蔵 | 内蔵 |
カレンダー | 内蔵 | 内蔵 | |
ToDo | 内蔵 | 内蔵 | |
画像/テキスト | イメージノート(画像ビューア/手書メモ) | 内蔵 | 内蔵 |
メモ帳(テキストファイルビューア/エディタ) | 内蔵 | 内蔵 | |
インターネット | メール | 内蔵 | 内蔵 |
ブラウザ | オプション | 内蔵 | |
オフィス | Hancom Mobile Word | CD-ROM | 内蔵 |
Hancom Mobile Sheet | CD-ROM | 内蔵 | |
Hancom Mobile Presenter | なし | 内蔵 | |
Java実行環境 | Jeode | CD-ROM | 内蔵 | サンプルソフト | CD-ROM | 内蔵 |
ソフト起動/ ファイルマネージャ |
ホーム | 内蔵 | 内蔵 |
ユーティリティ | 時計 | 内蔵 | 内蔵 | 電卓 | 内蔵 | 内蔵 | 世界時計 | 内蔵 | 内蔵 | ヘルプ | 内蔵 | 内蔵 | システム情報 | 内蔵 | 内蔵 | Terminal | なし | CD-ROM | File Browser | なし | CD-ROM | Sound Recorder | なし | CD-ROM | Camera | なし | CD-ROM |
郵便番号辞書 | 7桁郵便番号辞書データ | 内蔵 | なし |
MIザウルスデータ移行 | データ移行 | 内蔵 | なし |
効果音 | サウンド設定 | 内蔵 | なし |
その他 | バックアップ/リストア | 内蔵 | 内蔵 |
画面デザイン設定 | 内蔵 | 内蔵 | |
キー設定 | 内蔵 | 内蔵 | |
シークレット設定 | 内蔵 | 内蔵 | |
赤外線受信 | 内蔵 | 内蔵 | |
ライト/省電力設定 | 内蔵 | 内蔵 | |
PCリンク設定 | 内蔵 | 内蔵 | |
ソフトウェアの追加/削除 | 内蔵 | 内蔵 | |
日付/時刻設定 | 内蔵 | 内蔵 | |
タッチパネル調整 | 内蔵 | 内蔵 | |
Internet Wizard | なし | 内蔵 | |
Wireless LAN Setting | なし | 内蔵 | |
PROXIM Setting | なし | 内蔵 | |
Shutdown | なし | 内蔵 | |
文字入力 | 手書認識 | 内蔵(日本語) | 内蔵(英語) |
50音 | 内蔵 | なし | |
タイプライター | 内蔵 | 内蔵 | |
数字入力 | 内蔵 | なし | |
記号入力 | 内蔵 | 内蔵 | |
区点入力 | 内蔵 | なし | |
Quickttype | なし | 内蔵 | |
パソコンソフト | ザウルスショット | CD-ROM | なし |
Intellisync for Zaurus | CD-ROM | CD-ROM | |
QtopiaDesktop | なし | CD-ROM |
SL-A300では標準状態ではネットワーク接続ができない(注)ので、 ブラウザやネットワークに関する設定が省かれています。 おそらく、このあたりはコミュニケーションアダプタに付属のCD-ROMに 設定ソフトウェアも収録されるのでしょう。
※注 SL-A300はコミュニケーションアダプタを使わないと、 ネットワーク接続できなさそうな印象がありますが、 SL-5000Dでの経験上、USB経由によるパソコンを経由したネットワーク接続、 または赤外線モデムを利用したネットワーク接続が可能です。 ゆえに、SL-A300単体でもネットワーク接続はできると思います。
気になるのは「赤外線受信」ですね。
SL-5500では「Beam Receive」という名前でPalmからのビームを受け取るツールが存在するのですが、果たしてこれは同じものなのでしょうか?それとも、MIザウルスとの赤外線通信なんでしょうかね?
個人的には、このソフトはQtopiaに含まれていることから、PalmとのBeam用だとにらんでいますが。
となると、MI系ザウルスとは赤外線通信ができない、というすごいことになってしまいますが…それはMIデータ移行ツールでカバーするのかな?
あと、Jeodeが標準でははずれている、というのも気にかかります。
シャープのいう「JavaによるMIシリーズとのソフト互換性」とかいうのは、
Javaが標準搭載されていて初めて実現すると思うのですけど。
まあ、そういう意味では、MI-E1/L1のJava実行環境も、
標準搭載されているわけでもないし。
それに、開発者向けが出ただけで、コンスーマー向けに出そうにもないことから、
シャープのJava戦略も迷走している印象です。
しかし、これらも、内蔵フラッシュメモリが多ければ、
すべてのアプリを標準搭載したままで出荷できると思うんですけどね。
アプリケーションの搭載内容から推定すると、SL-A300に搭載されているフラッシュメモリは、SL-5500と同じく16MBであると思われます。
32MBのものにすれば、Jeodeなども入ったでしょうに。
標準的なPocketPC機が32MBフラッシュメモリを(システム用に)使っていることもあって、
ちょっと見劣りする感じですね。
まあ、PocketPCがそれだけでかいシステムだ、とも言えるんですけどね。
(圧縮してないだけかも)
ところで、筆者は手持ちのSL-5000Dに、日本語フォント(10ドット)と
布目を内蔵フラッシュに押し込めました。
JeodeもOperaも入ったままです。とはいえ、日本語でメールも読めなければ、
日本語でWebブラウズもできませんがね。
改造方法は、また後ほど。